信州大学と共同開発
安心、安全を改めて考えました
動着やす衣(うごきやすい)信州大学とサンペックスイストが共同開発した“動きやすいジャンパー”
こだわったのは、“動作感”と“着用感”。その2点を向上させることで動きやすく、着る人のストレスを軽減するユニフォームとなり、それが安心、安全に繋がると考えています。2016年の新作は、信州大学繊維学部細谷研究室との共同開発を実施。「感性工学」というアプローチと、サンペックスイストの持つ技術とが融合し、“動着やす衣”ユニフォームが完成しました。
動作感に注目したディテールで動きやすくなりました。【1】前後身頃の袖つけの接ぎ(シーム)をなくしました。
シームがあると、生地全体の伸びを妨げ、つっぱり感が出てしまいます。そんなつっぱり感を軽減するために前後身頃の袖つけのシームをなくしました。これにより腕の前後上下の動きがよりスムーズに行えます。
【2】背中部分をバイヤス裁ちにして動きやすくなりました
背中部分の生地を伸びやすくするために、バイヤス裁ちにしました。そうすることで肩から腕にかけての動きがよりスムーズになり、動きやすさが向上しました。
【3】身頃を少しだけゆったりさせました
何もしていない状態だと少しゆとりがあるくらい、身頃をゆったりさせました。腕を伸ばしたときに違和感なく動かすことができます。
着用感を向上させて着る人のストレスを軽減します。【4】インナーフライスの幅を広げてつっぱり感を軽減
インナーフライス周りを2cm大きくしました。体毛落下防止の機能も維持しつつ、内側で腕が引っ張られるのを軽減してくれる程よい締め付け感で、着用感が向上しました。
【5】袖丈を長くして袖口のフライスを柔らかな素材にしました
袖丈を長くして、肌に接する袖口のフライス素材もやわらかくして、着用感の向上を図りました。袖丈はもたつかない程度に若干大きくすることで程よい締め付け感です。
新商品で着用実験を行いました。
荷物前方移動動作の筋活動を計測して動きやすさを比較しました。
当社比約
37%動作負担減
*感性工学とは
人の感性と工学(エンジニアリング)をミックスした学術分野。つかみどころのない人間の見えない感覚的なものを、科学的アプローチによって実際に数値化してもの作りへ昇華させていく、日本から生まれた学術分野です。信州大学繊維学部では様々な企業とのコラボレーションを通じて、使う人の感覚、感性にマッチするもの作りを日々研究しています。
安心、安全を考え抜いたディテールが満載です。●首元はスナップボタン仕様
衿にスナップボタンをつけ、フードを押さえて、ケープのズレや浮きを防止します。
●前立ては比翼仕立て
比翼仕立てにすることで、洗濯時のファスナーの損傷防止とファスナーを隠すことにより作業中の安全性を高めてくれます。
●裾部分にもスナップボタン仕様
比翼仕立ての浮きを防止します。
●縫製仕様 パイピング
縫い代のほつれを防止するとともに、体毛などの落下を防ぎ、衣服からの異物混入を軽減します。
- ■使用素材
ポプリン ポリエステル100%
ウエストインナー:メッシュ ポリエステル100% - ■素材特長
涼感、抗菌、制電、吸汗、速乾、工業洗濯
HACCP支援 - ■形状特長
ノーポケット
フロント:セミオートコイルファスナー
縫製仕様:パイピング
本体袖口:フライス
ウエストインナー:スナップボタン縦付
インナー袖口:鹿の子ニット